涙の代休その2(佐田岬釣行2回目)
今日も代休だ。
今日こそは必ず釣り上げてやる。
昨日よりも1時間早く起床し、一路佐田岬に向かう。
今日は昨日と違いかなり強い風が吹いている。
朝5時過ぎに釣り場に到着し、風にもまれながら釣りの準備を始める。
ちょうどド干潮で、風は強いものの波はほとんどない。
早速ミノーを投げてみるもののアタリは全くない。
新調したエアオグルを投げてもパンチラインでも駄目。
昨日の魚はどこにいったのだ。
風は相変わらず強く、油断するとテトラポッドから落ちてしまいそうになる。
ふと足元を見ると立てかけておいた玉網がない。
玉網が飛ばされて海中に沈みかけている。
辛うじて見えている玉網の枠を掴んで何とか回収成功。
風のせいでなかなか釣りに集中できない。
夜が明けかけた頃にようやく小さなライズが見えた。
エリア10を投げてみると魚が追いかけてくるものの惜しくも乗らない。
そうこうしているうちに夜が明けてしまった。
今日はもう駄目かと思いエリア10を投げてみると待望のアタリが来た!
しかもこいつは昨日の魚よりも確実に大きく、アタリの直後から走り続けている。
ドラグを緩めて長期戦に持ち込もう。
テトラポッドの上を移動して相手の様子をうかがう。
しかしいつまでたっても魚の走りが止まらない。
気付けば100m近く走っており、リールのPEラインがなくなり下糸が見えてきた。
そして下糸まで持っていく始末。
このままではまずいと思い、リールを巻き上げてみるものの数mしか巻き取れない。
そうして数分間やり取りした後に手応えが軽くなった。
リーダーが途中でぶった切られていた。
この走りはシーバスでもなく、ハマチでもない。
いくらなんでも走り過ぎだ。
エイかと思ったが、エイにしては走りが早かったし、走っている最中に魚が頭を横に振るのを感じた。
あの魚は何だったのだろうか。
これで今日の釣りは終わり。
昨日に続きボウズで終わった。
と言うよりも、大物を書けてルアーを失うという昨日と全く同じ結果に終わった。
違うことといえば、
ベイトが引っ掛かっただけだ。
片付けをしているうちに風が止んだ。
この後は大学に行って少しだけ仕事をして、自宅でふて寝した。
あの魚の手応えがいつまでも残っていたが、時間の経過とともに悔しさが増してくる。
近いうちに必ずリベンジしてやる。