暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

学位記授与式

連合農学研究科(大学院の博士課程)の学位記授与式(卒業式)があった。

自分の知り合いである環境昆虫学の高須賀君と韓君が無事に博士号を取得することができた。
 
博士号を取得するためには、いわゆる学術誌に論文が2〜3本以上受理されていなければいけない。
学術誌は(ほとんどの場合)複数の審査員が投稿されてきた論文を審査してから受理する。
論文の内容に問題があったり、研究のレベルが低い場合には、学術誌は論文の受理を拒否してしまう。
実際は論文がすんなり受理されることはほとんどない。
学術誌に論文が受理されるととてもうれしいが、拒否されるとかなり落ち込む。
博士課程の学生はこの困難を乗り越えてようやく博士号を取得するのである。
 
研究を続けている限り、研究者は論文を書き続けなければいけない。
ところが、大学には研究をあきらめて論文を書かなくなった教授も少なからずいる。
学生でも頑張って書いているんだから、もうちょっと頑張りましょうよ。