暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

はじまりはいつも雨

植村君と宮崎君とで釣りに行くことにした。
新生釣り部の最初の釣行だ。
昨日から雨が降り続いているがそんなことは構わない。
 
朝7時に集合して双海周辺でワーム遊びをする。
雨に濡れたスロープをゆっくり下りていく。
スロープには苔状の藻が生えている。
案の定足を滑らせてしまい、まったく抵抗できないままスキーのように海に突入してしまった。
釣りを始めて5分も経たないうちに足元がびしょ濡れになってしまう。
6月の海がそれほど冷たくなかったことがせめてもの救いだ。
気を取り直してワームで遊んでいるとアタリが来た!

20cmのオウゴンムラソイだ。
これでもうボウズではないぞ。
 
1時間後にワーム遊びを止めて長浜に向かう。
やや雨が強くなってきたがそんなことは構わない。
青虫を餌に投げ釣りを始める。
早々に植村君の竿にアタリが来るがなかなか釣れない。
昼頃に撤収することにした。
仕掛けを巻き上げているとなにやら重い。

24cmのカワハギがついていた。
恥ずかしいことにまったくアタリを感じなかった。
 
最後に、松前港周辺で投げ釣りをすることにした。
どんどん雨が強くなってくる。
周りを見ても釣り人は誰もいない。
というよりも、今日1日他の釣り人を見ていない。
結局15時過ぎに納竿した。
 
新生釣り部のほろ苦いデビューであった。
しかしこのまま終わる訳にはいかない。
また必ず大物を釣ってやると誓いつつ、帰路に就くのであった。