暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

論文の結末

6月に学術雑誌に投稿した論文が不採用になった。
とても悲しいがこの結果はある程度予想できた。
 
この論文はある研究プロジェクトの研究成果をまとめたものである。
3年前に論文を書き始めたのだが、その時には同じプロジェクトのもう1つ別の論文も書いていた。
論文投稿の順番としては、今回不採用になったものが先で、もう1つのものが後になるはずだった。
しかし、諸事情あって、後になるはずの論文を先に投稿してしまったのだ。
 
その論文はあっさり学術雑誌に採用された。
しかし、先に投稿するはずだった論文(つまり、今回不採用になった論文)の新規性が失われてしまうことになった。
いろいろな工夫をしているものの失われた新規性を補うまでには至らない。
 
残念な結果だがこの論文が学術雑誌に採用されるように改善していきたい。
 
今回の件で、論文を投稿する順番の重要性が、心の底から理解できた。