暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

教授?

今年もすでに1ヶ月が過ぎた。
1ヵ月後には卒業の季節だ。
卒業論文修士論文作成のため、大学では4年生と修士2年生が忙しい毎日を過ごしている。
 
卒業は学生だけのものではない。
定年退職を迎える大学教員も、3月で大学を卒業していく。
自分が大学に勤め始めて10年経つが、これまでに何人も定年退職していった。
 
大学教員の業務内容は各自の判断に委ねられているものが多い。
したがって、最後の1年の身の振り方も教員で異なる。
これまでと全く変わらず教育と研究に励む教員。
研究に費やす時間を減らし大学の管理運営に力を注ぐ教員。
若手の教員を台頭させるため自らは身を引いて若手の補助をする教員。
そして全く仕事をしなくなる教員。
身の振り方は様々だが、それぞれの教員の本当の性格が現れるようだ。
 
引退が近いからといって、若手の教員に仕事を押し付けたり、我が儘を言い出す教員もいる。
見苦しいことこの上ない。
 
自分は、最後の最後まで教育と研究に励んでいたい。