暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ペプチドホルモン若手研究会

今日はH島大学で研究発表会である。
朝8時過ぎに車でH島に向かう。
自分が今の大学に赴任してからは自分だけで学会や研究会に行っていたが、今回は3年生の荻野さん、奥山君、増成君の3人が一緒である。
学生が見ている前で発表することになるので、下手なことはできない。
 
高速道路に乗り、しまなみ海道で本州を目指す。
しまなみ海道はいくつも橋があるので走っていて楽しい。


天気が良ければ良かったのに。
ふと道路の左端を見ると自転車に乗っている人がいる。
高速道路のはずなのにどうしてだろうか。
どうやらしまなみ海道の隣には自転車が通る道があるらしい。
自転車で橋を渡ると気持ちよさそうだ。
この後、山陽自動車道に入る予定だったのだが、道を間違えてしまった。
何とか国道2号線を通って無事に大学に到着する。
 
この研究会は初めてだったのだが、今までに経験したことがないくらいアットホームな雰囲気だったことに驚いた。
そうかといって狎れ合いは一切なく、発表内容は素晴らしいものばかりである。
自分の発表はというと、学会や研究会での口頭発表が2年ぶりということもあって、正直なところうまく発表できなかった。
研究者は、たとえ大した研究成果がなかったとしても、継続的に学会等で研究発表をしなければいけないと痛感する。
 
また、今回の研究会は農学部の人間がほとんどおらず、理学部系や医学部系の研究者が中心だった。
彼らはとても真摯に研究と向き合っている。
懇親会(研究会後の飲み会)ではさらに活発になるのだから恐れ入る。
彼らから学ぶべきことは多い。
 
今回の研究会に参加して、自分の研究の今後の課題が見えてきた。
道に迷ってまでH島大学に行って良かった。