暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

結婚写真

婚姻届を提出してから3ヶ月経った。
しかし、結婚式はしていないし、結婚指輪すら買っていない。
周囲からせめて記念写真くらい撮りなさいと助言された。
そこで、市内の写真屋で結婚写真を撮影することにした。
今日がその撮影日である。
 
朝10時に写真屋に入り、早速お化粧が始まる。
といっても男にほとんど必要ない。
雑誌やテレビを見て待つこと1時間。
ようやく妻のお化粧が終わった。

自分の方は、ファンデーションを塗って、鉛筆で眉毛を書いて終わりである。
3分間しかかからなかった。
結婚と言うのは女性のためにあるというのは本当らしい。
 
この後、様々な姿勢で写真を撮影する。
撮影終了時には午後2時になっていた。
軽い昼食を取った後、実際に使用する写真を選ぶ。
140枚以上撮影したものから数枚だけ選ぶのだから骨が折れる。
気づけば午後4時を過ぎていた。
妻は疲れ過ぎて無口になっている。
 
結婚は大変なものである。
 
(後日談)
せっかくお化粧したのだからと思い、ファンデーションと鉛筆をそのままにしておいた。
次の日の夕方に妻にこのことを話してみると、お化粧をそのまま残しておくと皺ができるとのこと。
お化粧とはそんなに危険なものなのだろうか。
女性は我が身を削りながら、美しさを追求しているのかと感心した。