暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

忘れ物(前編)

昨年は何かと忙し過ぎてこの日記の更新が遅れることが多かった。
年末にはようやく全ての日記を掲載することができたが、それでも1つだけ書ききれなかったものがある。
それを今日書くことにしよう。
 
昨年の9月15日、植村君が遊びに来た。
それならば釣りに行くしかないでしょう。
生憎自分は大学の附属農場で子供向けの催しに参加しなければいけない。
ということで釣りは夕方からにしてまずは仕事を片付けることにした。
 
まずは附属農場に向かう前に「海鮮とんこつ家」で昼食を取ることに。
ここは街の中心からやや離れているが植村君とはよく行くお店だ。

自分は「潮とんこつ」を食べた。
この個性的な味がたまらない。
 
この後に附属農場に行って子供達を相手にウシの説明をする。
子供達の相手は楽しいがなかなか体力を使う。
彼らに興味を持ってもらえたかが心配だが、今年も無事に終えることができた。
 
この後に釣りの準備を整えて三津浜港へ向かった。
そう、今回の釣り場は中島である。
中島での初秋の釣りは初めてである。
やや小雨が降っているのが心配だが期待に胸が躍る。

 
中島に到着後、すぐにいつもの場所に向かう。
天候が悪いためか釣り人は一人もいない。
メバルやシーバスが釣れればいいなあと思いルアーを投げてみる。
ところが全くアタリがない。
これまでは春先にばかり中島に来ていたが、季節が違うとこうも変わるのか。
辺りはすっかり暗くなったので夕食を取ることにした。

釣り場でのいつもの夕食だ。
そろそろ屋外用コンロで温かいものが食べたい。
 
ルアー釣りを諦めてサビキ釣りを始める。
サビキ用ウキにケミホタルを着けてのんびり待っているとウキが沈んだ。
ついに魚が釣れた!

20cm弱のサバだった。
しかもその後が続かない。
サビキ釣りでも駄目かと考えていたところ、置きっ放しにしておいた竿が大きく動いた。
ひょっとして大物かと思い竿を上げてみたところ痛恨のバラシ。
諦めきれずもう一度仕掛けを投入するとまた大き目のアタリが来た。

このアタリの正体は24cmのアジだった。
しかもアタリはこれだけだったので大きな群れが来ていたのではないようだ。
 
こうして大した釣果も得られず、この日は車で仮眠を取ることにした。
果たして魚は釣れるのだろうか。
 
後編に続きます。