暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

僥倖

2週間程前に清原君と伊予港周辺に行ってみるとナブラが沸いていた。
間違いなく青物が回遊している。
今年こそは春に青物を釣ってやろう、ということで出来る限り釣りに行くことにした。
釣れるまでこの日記を更新しないでおこう。
 
そう決めてからあっという間に時間が流れた。
結論から言うと青物は釣れなかった。
悔しすぎる。
 
とにかくこのままでは諦めることができないので、今朝も懲りずに伊予港周辺に繰り出した。
砂浜でシンキングペンシルを投げてみるとアタリが来る。

いつものフグだ。
結局、今回も青物を釣ることはできなかった。
 
意気消沈して大学に向かう。
今日は午前中に実験があり、午後からは保護者との面談だ。
仕事は順調に終わったがこのままで帰る訳にはいかない。
 
ということで夕方からまた伊予港周辺に行ってみる。
まだ明るいせいかまったく釣れる気配がない。
メバルロッドで遊んでいたら沖の方でナブラらしきものが見えた。
しかもそれはかなり長く続いている。
全力で車まで走りシーバスロッドを引っ張り出す。
幸いナブラはまだ続いており、しかもこちらに近づいてくるではないか。
メタルジグを全力で投げる。
今度こそもらった!と思ったがアタリがない。
ミノーでもシンキングペンシルでも全くの無反応だ。
ひょっとしたらベイトが小さいのかもしれないと思い、メバルロッドで5cmクラスのミノーやシンキングペンシルを投げてみるがこちらも反応がない。
手元にはもう3gのメタルジグしか残っていない。
こんなもので釣れるはずがないと思いつつキャストしてみるとついにアタリが来た!
このヒキはフグではないぞ!

30cmのシーバスだ。
久しぶりに30cmの魚を釣ったぞ。
胸の高鳴りを抑えられない。
直後にまた同じサイズのシーバスが釣れた。

さらに28cmのシーバスも追加した。

今までの鬱憤を晴らすような釣果である。
おそらく今日のようなナブラに出会うことはもうないだろう。
青物は釣れなかったが、この日記を更新を再開しても構わないだろう。
大満足で納竿した。
 
素晴らしい一日だった。
このまま何事もなく終わってくれれば完璧な日だったのだが世の中はそううまくできていない。

帰り際、玉網を良く見てみると端のキャップが無くなっていた。
引っくり返して持たないと柄がだらしなく伸びてしまう。
また玉網を買い換えなければいけないのだろうか。