暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

清原君がやってきた(後編)

昼食を取り、14時過ぎに清原君と合流した。
新社会人となった清原君は相変わらず元気そうで何よりだ。
取り敢えず釣りと仕事の話をしつつ、いつもの海へと向かう。
 
シーバスとチヌ狙いで来たものの、干潮で海底が干上がってしまい釣りどころではない。
ヒラメでも釣れないかとルアーを投げるもののアタリはない。
そんな時、清原君が不思議なものを見つけた。

触ってみると結構固い。
アオリイカの卵ではないかという。
アイナメアカエイの死骸が転がっていたり、小さなカニがわんさかいたりと生物が多いことに改めて気づく。

落ちていた財布の中にもカニがいた。
 
次に今朝行った河口に向かう。
こちらは釣れそうな気配こそあるものの全く釣れない。
川に沿って歩いているとまたまたたくさんのカニを見つけた。
清原君がミノーを放り投げてみると、

なんとカニが釣れた。
自分もワームを投げてみるとカニが釣れた。

カニがルアーで釣れることを初めて知った。
 
結局この場所でも魚が釣れなかったので、釣り部の穴釣り王こと宮崎君が教えてくれた「奇跡の穴」に移動した。

型こそ小さかったもののムラソイ、オウゴンムラソイ、カサゴがぼちぼち釣れた。
その名に恥じない釣り場である。
 
こうして釣りを楽しみ、18時過ぎに納竿した。
今年の4月から独りで釣りに行くことが多かった。
2人で釣りをすることがこんなに楽しかったことに改めて気づく。
魚を釣るだけではなく、「仲間と一緒に」ということも釣りの楽しみなのだろう。
いつか釣り部のメンバー全員で釣りに行きたい。
 
ところで、釣り場を替える時に清原君にお茶を買ってもらった。
最近はエースからロッドをいただいたり、玉網王にお土産をいただいたりしている。
卒業生にこんなにしてもらえるなんて…。
教員としてこんなに幸せなことはない。