暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

大学の女性教員について

今日の日記はただの私見です。
 
最近、大学では女性教員(研究者)の割合を増やすために様々な取り組みが行われている。
確かに女性研究者の中には優秀な方も少なくない。
そのような優秀な方を採用することは素晴らしいことだと思う。
しかし、女性教員の割合を増やすことにはどのような意義があるのだろうか。
 
男性よりも女性の方が研究者として優秀ならそうした方が良いと思うが、研究者としての能力の違いには性別は関係ないだろう。
もし、大学教員を採用する時に、特に理由もなく男性を優先して採用しているのなら改善すべきだと思うが、そんなことは聞いたことがない(あくまで自分が知る限り)。
研究者として優秀で、かつ大学での教育や運営も一所懸命やってくれそうな人なら、性別とは無関係に採用すればいい。
それなのになぜ女性教員の割合を増やそうとするのだろうか。
 
一方で、博士号を取得している研究者の男女比はどうなっているのだろうか。
もし男性の方が多いのなら、大学教員として男性が多く採用されるのは自然なことである(研究者としての能力が同等である場合に限る)。
そして、もし男性の方が多い場合に女性研究者を優先して採用することは、性差別に繋がるのではないだろうか。
 
大学における女性教員の割合という数字だけでは判断するのではなく、その予備軍である研究者や博士課程の学生の男女比にも注目した方が良いと思うのだが…。