暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

リベンジ

昨日で今年の授業が全て終わった。
1年間で8つの講義(それぞれ15回ずつ)、5回の農場実習、15回の学生実験など、我ながら良く頑張ったと思う。
大学ではどれだけ授業をしてもほとんど評価されないが…。
せめて自分自身にご褒美をあげたい。
そのご褒美とはもちろん釣りだ。
と言うことで天皇誕生日の今日、早朝から釣りに行ってきた。
 
今回の釣り場は久しぶりの佐田岬である。
朝4時前に起床し佐田岬の先端を目指す。
辺りはかなり暗く何か出てきそうでかなり怖い。
釣り部の皆と行ったことがなければ一人では絶対に行かないだろう。
しかし、釣り場に到着したころには既に5人くらい釣り人がいた。
恐ろしい人達だ。
 
まだ暗い中恐る恐る釣り場に入る。
ショアジギングロッドに12cmのフローティングミノーを着けて投げてみると、1投目からいきなりアタリが来た!
心の準備が全くできてなかったが、あまり強い引きではなさそうなのでグイグイ寄せる。
足元まで寄せてみると思ったよりも大きい。
しかもサワラだ!
焦りながら玉網で掬う。
すると、網にルアーのフックが絡んでしまい掬えなくなってしまった。
こんな好機にいつもの悪癖が出てしまった。
こん畜生と思いつつ玉網にルアーを引っ掛けたまま抜き上げる。
幸い、フックが深く食い込んでいたのでバレずに済んだ。
そして鰓に指を突っ込み取り込みに成功する。

83cmあった。
今までサゴシしか釣ったことがなかったが、これは文句なしにサワラだろう。

人生初のサワラである。
あまりの大きさにクーラーボックスに入らないので、頭と内臓を取りさらに尻尾を切り落としてから無理矢理入れた。
もっと大きいくーらボックスを買わなければいけないな…。
 
実はこの釣り場は、買ったばかりの玉網を盗まれたり、魚をバラしたりとあまり良い思い出のない釣り場だった。
数年越しにリベンジできた気がする。
このまま帰ろうかとも思ったがせっかくなので続けることにした。
夜が明けた頃に他の釣り人がヤズやハマチを釣り始めた。
自分にも1回だけアタリが来たが、足元でテトラポッドの隙間に潜られてしまいバラしてしまった。
この後はアタリも消え、泣く泣く納竿した。
サワラはさておき、ハマチを仕留められない自分の未熟さが悔しい。
 
次の機会に必ずリベンジしてやる。