暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

代休

今日はセンター試験の代休、即ち休みである。
休みならば行くしかない。
と言うことで久しぶりに早朝から第二の河口に行ってきた。
 
朝5時半頃に第二の河口に到着した。
干潮で潮止まりまで1時間弱というところだろうか。
すぐにタックルの準備をしてメバル用のミノーを投げる。
しかし雨の影響のせいか流れが速くミノーが泳がない。
場所を変えつつ投げていると、足元で魚が突然喰らいついた。
そのまま抜き上げる。

36cmのセイゴだった。
 
この後は場所を変えて釣りを続ける。
まだ薄暗いのでReed feel100を投げてゆっくり引いてみる。
いかにも魚をいそうなポイントに差し掛かった時、水面が小さく弾けた。
しかし掛りが浅くバラしてしまう。
これが今日の地獄の始まりだった。
 
より遠くのポイントを狙うためにシマノのトライデント115Sを投げる。
すると今度は水面が大きく弾けた。
慎重に寄せて玉網の準備をする。
しかし突然のアタリに焦ってしまったのかなかなか玉網が準備できない。
アタフタしている間に手応えが軽くなる。
まさかのバラシである。
 
この失敗を繰り返さないよう、予め玉網を準備してトライデントを投げ続けていると、もう一度アタリが来た。
次こそは逃してなるか。
慎重に、より慎重に寄せて玉網を手に取る。
柄を延ばして玉網が海面に着いた時、再び手応えが軽くなってしまった。
またバラしてしまった。
 
この後はトライデントでアタリがなくなってしまったので、レンジバイブに切り替えてみる。
するとまたアタリが来たが、今度は数秒のファイトの後であっという間にバレてしまった。
 
気を取り直し、場所を変えてレンジバイブを投げ続ける。
するとまたアタリが来たが、再び数秒後にバラしてしまった。
何と5回連続のバラしである。
はっきり言って相当落ち込んだ。
何という下手さ。
何という悔しさだろうか。
久しぶりの釣りがこれで良いのか。
 
懲りずにレンジバイブを投げているとまたアタリが来た。
すかさずエラ洗いが始まるが、エラ洗いのスピードが遅く弱々しい。
これはまさか…。
取り敢えず逃すものかと思いつつ玉網で何とか掬う。
キャッチできたことに安心したが、魚を見て自分の予想が的中したことに気付く。

傷ついた病気のシーバスだった。
56cmあったがあまり嬉しくない。
もちろんこのシーバスはリリースした。
この後にももう1匹釣れたがこちらも傷があった。

48cmと決して小さくはなかったが…。
 
このままだと傷ついたシーバスしか釣れない気がしたので納竿した。
他の河口でもそうなのだが、朝マズメではまず元気な個体から釣れ始めて、夜がすっかり明けてから傷ついた個体が釣れ始めることが多い。
傷ついた個体はうまく捕食できないので、朝マズメのうちに捕食できないのかもしれない。
今日は5回連続でバラしたが、その中に元気な個体がいたのだと思う。
それはさておき、いくらなんでもバラし過ぎだ。
バラさない技術を身につけたいものである。