暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

迷子のイヌ

雨が続いているので洗濯物が乾かない。
ということで出勤前にコインランドリーで洗濯物を乾かしてきた。
それから車で大学に向かう。
ふと外を見てみると、首輪を着けたイヌが歩道を歩いている。
傍に人間がいないので迷子かもしれないなと思いつつ車を走らせた。
 
大学で仕事をしていると、研究室の四年生から電話がかかってきた。
その四年生は「迷子のイヌが車にひかれそうになっていたから保護したので、研究室に行くのが遅くなる」と言っている。
もしやと思い、後で聞いてみたらやはり同じイヌだった。
その四年生は飼い主を探すチラシを作っていた。

優しい子達だなと思いつつ、その犬に何もしなかった自分が恥ずかしくなってきた。