暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ある外国人教員の憂鬱

昨日の釣りの後、卒業生のカーンが研究室に遊びに来た。
カーンは自分の研究室で博士課程を取得した後、紆余曲折を経て医学部で助教をしている。
そこで研究を続けつつ、研究室の大学院生や学部生の研究の指導をしているようだ。
 
日本人の学生と実験の打ち合わせをしていると、
「その日はサークルがあるので実験できません」
と言われることがあるらしい。
 
確かに、大学のサークルも大事だと思う。
自分は日本の大学の事情を知っているのでそのような学生がいることも知っているが、外国人であるカーンはどう思っているのだろうか。
彼は母国の大学の教員として働いていたこともあるのだ。
「日本人は勤勉ではなかった」とがっかりしていたらどうしよう。
何となく申し訳ない気分になってしまった。