IgA腎症が発覚してから5年が過ぎた。
今日は持病であるIgA腎症の定期検診の日。
この持病が発覚したのが2014年3月。
それから3ヶ月に一度定期検診に行っている。
この定期検診では尿検査と血液検査、血圧の測定と主治医の先生による問診を行っており、一度に3時間くらいかかる。
尿検査では尿たんぱくや尿潜血などを調べており、血液検査では血清クレアチニン値を調べている。
尿たんぱくや尿潜血が確認されたり、血清クレアチニン値が高くなると腎機能が低下していることになる。
また、血清クレアチニン値を基に糸球体濾過量も推定している(eGFR)。
eGFRは腎臓の老廃物排泄能力を推定したもので、この値が低くなると腎機能が低下していることになる。
eGFRは正常なヒトで90以上であるが、自分は60くらいしかない。
その他の値も正常なヒトよりも少し悪いが、検査結果は5年前とあまり変わらないため、病気が進行しているようではなさそうだ。
今回の検査も特に大きな問題(病状の悪化)はなかった。
とにかく、病気が発覚してから5年が過ぎた。
病気が発覚してからずっと食事制限(タンパク制限と塩分制限)を続けている。
腎機能を維持するために、5年前から一滴もお酒を飲んでいない。
タンパク制限をしているために体の筋肉がかなり減ってしまったが、今のところは何とかやっていけている。
これも常に食事を用意してくれている妻のおかげだと思う。
病気発覚時にはいろいろな腎臓病用食品を使って食事の準備をしてくれた。
健常なヒトの食事とはあまりに違うので妻も相当気が滅入っていたようで、何度も辛い思いをさせてしまった。
最近ではメニューがほぼ固定されつつあり、妻もそんなに苦労していないようだ。
主治医の先生にも大変お世話になってきた。
その先生が来年度には他の病院に異動されるらしい。
次の定期検診からは別の先生が主治医になる。
IgA腎症は完治することがない。
したがって、これからも今までと同じ生活を続けることになる。
これからどうなるかは分からないが、これも運命と割り切ってい生きていくつもりだ。
主治医のA先生、今まで本当にありがとうございました。