二匹目のドジョウ
この三連休は釣りに行こうと考えていた。
しかし、天候が荒れまくっていることと、伯母さんが亡くなったことでどうしても釣りに行けなかった。
三連休の初日は自宅で論文を書いて、二日目の午前中に簡単な予備実験をした。
そして三日目の今日、天候が少しだけ穏やかになったので釣りに行くことにした。
釣り場は初釣りで釣れた第三の河口。
もう一度ヤズ(ハマチ?)を釣りたい。
朝5時頃に到着したら釣り人の道具でいっぱいだった。
あまりに寒いので場所を取って車に避難しているのだろう。
道具が置いていないテトラポッドに降りて、夜明け前からルアーを投げる。
数時間投げたがアタリは全くなかった。
場所取りをしていた釣り人もどんどん帰っていく。
9時過ぎまで粘ったところで無念の納竿。
初ボウズに終わってしまった。
三連休の締めくくりがこれだと思うと悲しくなってきた。
伯母さん、ごめんなさい・・・
伯母さんのお通夜が1月6日で、葬儀が7日になる。
昨日に飛行機を調べたら、1日1本しか便がない。
地元に帰るには飛行機を乗り換えなければいけないので(この街から羽田、羽田から地元)、2日かければもう1便増やすことができる。
ところが、1月6日からは羽田から地元の空港の便が欠航になっていた。
航空会社に問い合わせたところ、新型コロナウイルスのせいでお客さんが減ったので欠航することにしたそうだ。
よりによってこのタイミングで欠航かよ・・・。
今日が最後の便になるが、出発まであと1時間くらいしかない。
電車はというと、何度も乗り換えなければならないし、かなり長い時間電車にいることになるので新型コロナウイルスが怖い。
それでは車と思ったのだが、大寒波が接近しているので雪に阻まれるのは確実だ。
いろいろな人に相談したところ、新型コロナウイルスの対策の一環としてお通夜やお葬式にも人数制限を設けているので、地元に帰ったとしても参加できないかもしれないと言われた。
いろいろ悩んだ末、お通夜と葬式に出席するのを諦めた。
弔電と香典を送って、喪主にあたる従兄に連絡した。
新型コロナウイルスがある程度おさまったら地元に帰ります。
おばちゃん、本当にごめんなさい・・・。
すったもんだの初釣り
今日は一年の釣りを占う初釣りだ。
釣り場は例年と同じく第二の河口だ。
最近の第二の河口はなかなか釣れないが、初釣りなので何としてでも1匹は釣りたい。
朝3時半に起床して一路第二の河口を目指す。
潮は上げ三分程度といったところでそこそこ澄んでいる。
風がやや強いが釣りには支障なさそうだ。
まずはメバル用のワームを投げてみる。
ふとリールを見るとPEラインがちょろりと出ていた。
しまった、ライントラブルだ。
リールからPEラインを出してみたが結びコブができていた。
結局結びコブを解消できずにその部分を切ってリーダーを結び直した。
気を取り直して釣りを続けたが今度は根掛かってしまった。
またリーダーの結び直しだ。
場所を変えてエリア10を投げているとようやく待望のアタリが来た!
30~40cmくらいのセイゴのようで、激しく鰓洗いしている。
初釣りだからバラさないように気を付けないといけない。
バレないように、バレないようにと思いつつ足元に寄せていると、やっぱりバラしてしまった。
朝7時過ぎまで粘ったが大したアタリもなく夜が明けてしまった。
今年の初釣りはボウズか・・・と思いつつ帰路に就く。
最後の悪あがきで第三の河口でも釣りをしてみることにした。
やや海が荒れているのにルアー釣りの人が多い。
何か釣れているのだろうか?
砂浜でヒラメを狙うが波が高くて釣れそうにない。
最初の場所に戻ってみるとやたらと海鳥がいる。
ふと足元を見ると一匹だけだがベイトのイワシが打ち上げられていた。
ひょっとしたら青物が来ているのではないだろうか。
ルアー釣りの人達を見てみると数人のロッドが曲がっている。
急いで自分も釣りをしなければ。
とは言え、遅れて参加した自分の釣り場ははっきり言ってあまり良くない。
辛うじてアタリが来たが、波と勘違いしてしまいアワせずにバラしてしまった。
気づけば釣れていないのは自分だけだ。
こうなれば多少足場は悪くても良い場所に行こうということで荒波が打ち付けるテトラポッドに降りてみた。
既に鳥は消えており他の釣り人にもアタリがなくなっているようだが、諦める訳にはいかない。
必死でメタルジグをシャクっていると二度目のアタリが来た!
しかしアタリが来たのが足元近くなので、早く魚を浮かさなければテトラポッドに潜り込まれてしまう。
強引に浮かせようと必死でロッドを上げるが、魚はテトラポッドに潜ってしまい、PEラインが切られてしまった。
こんな状態で帰るわけにはいかず、急いで車に戻って新しいメタルジグとリーダーを取りに行く。
釣り場に戻るころにはまたフィーバータイムが始まっていた。
急いでリーダーを結束して釣りを再開した時には既に誰も釣れなくなっていた。
新年早々タイミングが悪すぎる。
他の釣り人が帰る中、必死でメタルジグを投げ続ける。
既に9時を過ぎ、鳥もいなくなっていた。
それでも、初釣りがボウズだなんて嫌すぎる。
焦りで心臓の鼓動がどんどん大きくなってくる。
そうして遂に、遂に、三度目のアタリが来た!
こいつだけは絶対に逃さんぞ。
思いっきり浮き上がらせて足元に寄せて、波で苦労しつつも玉網で掬う。
51cmのヤズ(ハマチ?)だった。
ボウズ直前からの逆転劇。
もちろんこいつはお持ち帰りだ。
お腹が膨れているので脂がのっているのかと思いつつ捌いてみると、
胃袋がパンパンで、ベイトをたくさん食べていただけだった。
数えられるだけで16匹のイワシ(?)がいた。
これで今年の初釣りは終わり。
今年一年も釣りに精進したいと思います。
一年の終わりに
四ヶ月くらい日記の更新を忘れていた。
前の日記が「血便が出た」とか書いているので、日記を書いていない期間が意味深な状態になっている気がする。
なぜこんなに日記を更新しなかったかというと、仕事が忙しかったからだ。
この日記で何度も書いているように、新型コロナウイルスのせいで授業の準備が大変になってしまった。
何度でも使えるようにと動画の授業にしたが、これが想像以上に大変だった。
大晦日の今日も朝から大学で授業の準備をしていた。
研究の方はというと全体的にぼちぼちといったところだ。
今年は10月までの研究は順調そのものだった。
しかし、11月に隣の件で鳥インフルエンザが発生して以来、ニワトリを入手できなくなった。
したがって全ての実験計画が一時停止してしまうことになった。
鳥インフルエンザが発生すると、発生農場から3km以内では移動制限がかかり、防疫措置完了後3週間が経過しないとニワトリを移動させることができない。
発生農場から10km以内なら搬出制限がかかりによるでは防疫処理が完了してから10日間はニワトリの移動に制限がかかることになる。
現在でも鳥インフルエンザが発生する可能性が高いので、来年2月まではニワトリを入手することができなくなるだろう。
今は手元にある実験サンプルを分析するだけだが、それも近いうちに底をつきそうだ。
分析結果が良いものが多いのが救いであるがそれだけに早くニワトリが欲しくなる。
今年最後の分析が終わったのが12月29日で、その次の日に釣り納めをしようと思っていたら大寒波で海は大荒れ。
結局釣り納めができないまま2020年が終わってしまった。
せめて記録だけは残しておきたいので、書くことができなかった日記を少しずつ書いていこうと思う。
釣りや仕事だけではなく、日本学術会議やアメリカ大統領選挙など書きたいことが山ほどあるのです。
明日から本格的に日記を書くとして、今からテレビなどでボクシングのタイトルマッチを観ます。
それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。