暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ボールペン

昨朝の実験の最中にボールペンのインクが切れた。
 

このボールペンを使い始めたのは今から7年前。
自分が辛子明太子の街にある大学の助手だったときに購入したものだ。
その農学部1号館の5階、515号室で使用していた。
 
その当時の研究室では学生の意欲が高く、皆毎日研究に励んでいた。
しかし、実験室に必要なものがほとんどなく、やりたい実験も満足にできないことが多かった。
学生と一緒になって、実験室の環境の改善に多くの時間を費やした。
使えるものを拾うために何度も大学のゴミ捨て場に行ったりもした。
その時になけなしのお金で買ったのがこのボールペンだ。
 
実験室の環境は良くなかったが、幸せな日々だったと思う。
その当時のものが使えなくなってしまって悲しい。
万物は変わるものなのか。
その大学も10年後くらいには別の土地に移転してしまう。
 
と思ったら、ボールペンには替え芯があるそうですね。
早速買ってこなければ。