暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

真夜中の投げ釣り(前編)

最近、悪いことが続いている。
研究室のパソコンが壊れた矢先、自宅のパソコンのモニターが壊れてしまった。
論文が不採用になったし、その後の実験も期待した成果が得られていない。
このままでは精神衛生上良くない。
 
ということで奥山君と石岡君を誘って釣りに行くことにした。
奥山君が20時過ぎまで大学の講義(?)があるので、21時に集合することにし、釣りの準備を始める。
ところが天気予報では曇りのはずなのに雨が降り始めてしまった。
このままでは釣りも中止になるかと思っていたら、2人が釣りに行こうと言い出す。
なんと頼もしい若者たちだ。
 
今回の釣り場は2人が開拓した三津の海岸である。
海に到着する頃には雨もほとんど止んでいた。
投げ釣りとウキ釣り、ルアー釣りの準備をしていたが、また雨が降るかもしれないので準備が簡単な投げ釣りを始める。
投げ釣りを始めて30分も経っていない11時頃、自分の竿にアタリが来た!
仕掛けの先には銀色に輝く魚がいる。

チヌ(クロダイ)だ!
投げ釣りでチヌが釣れてしまった。
しかも28cmあるので、大きくはないが決して小さくはないだろう。
やったぜ。
 
この後に調子に乗ってウキ釣りを始めようとしたが、第一投目でリールトラブルが起きてしまい、電気ウキをテトラポッドにぶつけて壊してしまった。
これで今夜のウキ釣りは終了である。
調子が良くなってもなかなか長続きはしないものだ。
 
とはいえそれからもアタリが続く。
そのうち石岡君がアナゴを釣り上げた。

続いて奥山君が44cmの良型アナゴを釣り上げる。

自分の仕掛けにもアナゴが食いついてきた。
今年もアナゴ祭りが始まったのである。 
アナゴが釣れる場合、(技量不足なので)針を飲み込まれてしまうことが多い。
そのうえ仕掛けに絡んでしまい仕掛けを再起不能にしてしまう。
 
アナゴに手を焼いていた0時過ぎに、石岡君が仕掛けを遠投しようと言い出した。
彼が仕掛けを投げて数秒後、いきなりアタリが来た。

35cmのチヌだ。
 
予想以上の釣果に3人は興奮を止めることができない。
 
後編に続きます。