暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

真夜中の投げ釣り(後編)

石岡君がチヌを釣った後もアナゴ祭りが続く。
アナゴの処理に苦しんでいるうちに時間が経ち、2時30分を過ぎる頃にはアナゴのアタリも少なくなってきた。
アタリがないなあなんて思いながら仕掛けを巻き戻していると、アタリが来た!

24cmのアジだった。
仕掛けを巻き戻している最中に青虫に食いついてきた。
リアルアジングである。
 
その数十分後、またまたアタリが来た!

22cmのチヌだ。
1回の釣行で2匹のチヌ。
すばらしい。
と思っていたが、よく見ると鰭の色が黄色だ。

これはチヌではなくてキビレだ。
 
キビレはチヌの近縁種である。
チヌは体色も鰭も黒色だが、キビレは鰭の一部が黄色なので「黄鰭(きびれ)」と名づけられている。
後で気づいたのだが、自分が最初に釣ったのも石岡君が釣ったのもキビレだった。
 
3時を過ぎるとアナゴのアタリは消え、フグが釣れるようになった。

石岡君は20cmオーバーのフグを釣った。
クサフグとは明らかに違うフグで、ヒガンフグではないだろうか。
 
この後、朝マズメの時間帯になってもアタリはなかった。
潮も完全に引いて全く動かない。
餌の青虫もなくなってしまったので6時に納竿した。
 
真夏の昼に釣りをすると暑くて耐えられない。
この夜は、雨が降っていたせいもあるが、涼しい中で釣りができた。
真夏の真夜中の釣りもいいものだ。