暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

メッキを求めて

ロウニンアジやカスミアジ、ギンガメアジの稚魚をメッキという。
ルアー釣りの雑誌によく掲載されている。
ところが自分が住んでいる街ではあまり馴染みがない。
メッキは南方の魚で太平洋やインド洋に広く分布しており、日本本土へは黒潮に乗って回遊してくる。
したがって自分がよく通う瀬戸内海でお目にかかることは少ない。
 
瀬戸内海でもメッキを釣り上げることができる猛者がいる。
しかし、自分の技術では釣り上げることができない。
何とかして釣れないかと考えていた時、以前に植村君が玉網でメッキを捕獲したことを思い出した。
彼がメッキを捕獲したのは八幡浜だ。
八幡浜の海は瀬戸内海ではなく、太平洋に近い宇和海である。
こうなれば行くしかない。
ということで、八幡浜に釣りに行ってきた。
 
適当に場所を選んでメタルジグを投げてみる。
メタルジグをこれまた適当に動かしていると、小さな魚が追いかけてきた。
何とあっという間にメッキが釣れてしまった。
ところが抜き上げる時に落としてしまう。
悔しすぎる。
 
この悔しさを倍増させるかのように、この後まったく釣れなくなった。
足元で適当にジグを動かしていると何やら先程とは違うアタリが来た!

何だこれ。

ヒゲが生えている。
オジサンという魚だろうか。
後で調べてみたら、この魚はコバンヒメジというらしい。
 
場所を変えながらメタルジグを投げてみると、またアタリが来た!
メタルジグの先には待望のメッキ。
もう逃がす訳にはいかない。
慎重に抜き上げる。

ついにメッキを釣り上げた。
小型だがとにかく釣ることができてうれしい。
 
この後、25cmのシーバスも釣れた。

久しぶりのシーバスだ。
そろそろ本格的にシーバス戦線に復帰したい。
 
釣りたいと思い続けていたメッキを釣ることができて大満足である。
いずれマゴチも釣りたいなあ。