暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

夏休みの授業

今日は午後から附属農場で1年生を対象とした実習である。
実習の後もそのまま明日の朝まで学生の面倒を見なければいけない。
 
午前中に学生の研究を指導し、附属農場へ向かう。

途中の景色が綺麗だが明日まで帰れないと考えると憂鬱だ。
 
幸いなことに今年は真面目な学生が多いので手がかからないようだ。
このまま何も起きないことを祈るのみである。
 
夕食と夜の授業も終わり後は眠るだけとなった。
附属農場では学生の宿泊施設の他に教員が宿泊する部屋がある。
毎年ここを使っているのだが夜中には人気がなくなるので少し怖い。
ようやく眠りについた頃、突然部屋に備え付けてある電話がなった。
驚きとともに目が覚める。
時計を見れば午前2時55分。
なぜこんな時間に突然電話が?
それからはこの部屋で寝ることはできなかった。
 
後で附属農場の技術職員に聞いてみたところ、夜中の電話はおそらく警備会社からのものだそうだ。
謎の電話の正体が分かって一安心だが、あの時は言葉では説明できないくらい動揺したぞ。