暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

出張最終日

この授業の仕上げとして、学生達がこれまでに学んだことを発表する。
 
学生達は初日に7人ずつのグループに分かれ、何を発表するかを準備してきた。
博士課程の学生の半数が留学生のため、この期間中は英語が共通語になる。
当然ながら留学生は流暢に英語を話すが、日本人の学生達はほとんど英語を話そうとしない。
食事中も日本人同士で集まることがほとんどだ。
発表も英語でするため、日本人の学生達のほとんどが発表せずに立っているだけである。
留学生の負担が大きいので、彼らに対して申し訳ない気持ちになる。
 
とは言え、発表そのものは悪くなかった。
発表のストーリーや伝えたいことをきちんと議論してきたグループの発表は良くできていた。
 
何事にも目的や道筋が必要だと言う事である。
これが博士課程の学生にどれだけ大事なものか、彼らは身に染みて分かることになるだろう。