暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ジタバグ

今日は早朝に論文を書いて、午前中に研究、午後に学生実験、夕方に会議と息つく暇もないほど忙しかった。
ストレスが溜まって仕方がないので、夕方に釣りに行ってきた。
そう、ジッターバグの威力を試すのである。
 
いつものドブ川にジッターバグを投げた。
夜とは言えないが薄暗いので釣れそうな気がする。
ポコポコポコと小気味良い音を立てながらゆっくり引いていると、真後ろの水面が盛り上がって弾けた。
まさか今のがナマズのバイトなのか?
初めての光景に鳥肌が立つ。
数回投げてみると再び水面が弾けた。
間違いない、何か魚がいる。
後はフッキングさせるだけだ。
 
辺りが暗くなってきた頃、魚の補食音が鳴り始めた。
今が絶好の機会とばかりにジッターバグを流れ込みに投入する。
ポコポコポコ…バシャッ!
シーバスロッドに確かな手応えを感じた。
今日のシーバスロッドは硬めなので比較的楽に寄せて抜き上げた。

人生二匹目となる50cmのナマズ
トップウォーターなら初めてだ。
 
今回ナマズをもたらしたジッターバグ

これが水中に引き込まれる時、全身に鳥肌が立つ。
魚の躍動感を感じることがこんなに凄いとは思わなかった。
まだ1匹しか釣っていないがすでにトップゲームの虜だ。
いずれこれでシーバスやチヌを釣ってやる。
 
調子に乗ってもう一度ジッターバグを投げるとすぐにアタリが来た。
今度は先程よりも大きく、抜き上げられそうにないので口にグリップをはめようとするものの口が横に細いのでなかなか入らない。
悪戦苦闘の末、嫌な音とともにラインが切れた。
ナマズに悪いことしてしまった。