暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

老兵は消え去るのみ?

今年度末をもって、自分が所属しているコースの教授2人が定年退職する。
引退間近とは言え、2人とも教育と研究に対する意欲が未だに高い。
そのうえ控えめでユーモラスな性格で、学生からの人気が高い。
この2人が引退されるとコースとしては戦力低下は免れないだろう。
 
彼らの様な熟練の戦士が戦場を去ることに対してどうすればよいのだろう。
昨今流行りの大学改革では彼らの戦力を補うことができるのだろうか。
それとも、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」となるのだろうか。
 
ちなみに、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」という言葉は第二次世界大戦後に日本を占領した連合国軍最高司令官であるダグラス・マッカーサーが退任の際に行った言葉として知られている。
実際は古い軍歌のもので「Old soldiers never die, they just fade away.」が原文だそうだ。
しかもその後には「Young soldiers wish they would.」という歌詞が続くらしい。
その意味は「若い兵士は老兵が消え去ることを願う」である。
 
若い教員は老兵に対してどのように考えるのだろうか。