暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

飲み会

夕方に若手教員の飲み会に参加した。

この飲み会はコースの若手教員が集まって親睦を深めようという趣旨で行われており、今回が2回目になる。
自分は初回に欠席したので今回が初めてだ。
 
最初は世間話をしていたのだが、次第に真面目な話になる。
本当は穏やかな話をする場だったのかもしれないが、真面目な教員が多いので仕方がないだろう。
大学の方向性や研究室の運営、学生の指導法、授業の進め方についてなど、他の若手教員の考え方を興味深く聞くことができた。
 
数多くの話題の中で一つ嬉しい話があった。
自分が担当している学生実験では、「実験ノート」の書き方を指導している。
実験ノートは実験に使う材料や実験方法、実験結果、感想など実験に関わるありとあらゆる事を書き留めるノートだ。
今年世間を騒がせたSTAP論文実験でも取り上げられたことがある様に、実験には欠かすことができないものだ。
恥ずかしながら、自分が学生の時には真面目に実験ノートを書いておらず、後々困ったことが多々あった。
その苦い教訓を活かし、自分の授業では実験ノートの書き方を指導している。
その指導について、Y野先生からお褒めの言葉をいただいた。
 
自分の授業への取り組みが評価されたようで嬉しい気分になった。
ちなみに自分が教えている実験ノートの書き方は、学生時代に受けた学生実験で学んだものである。
その学生実験は「畜産化学実験」という実験で、自分の恩師が担当していた。
Y野先生の言葉で、自分の恩師の取り組みも評価された気がした。