暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

タテコン

今日はタテコンの日だ。
 
タテコンは、コースの全学年と教員が集まる飲み会である。
「縦の繋がり」と「コンパ」を合わせて「タテコン」と言うらしい。
大学食堂で行われる一次会と、その後に各研究室で行われる二次会がある。
二次会の食べ物は各研究室で用意しなければいけない。
と言うことで、午後から増成君と釣りに行ってきた。
 
久しぶりに伊予港周辺に向かう。
寒波が近づいているようで海は大荒れだ。
取り敢えずルアーを投げてみるが、風が強すぎてメタルジグでもあまり飛ばない。
メタルジグの代わりに帽子が飛んで行ってしまう始末。
10年前にアメリカでもらった帽子だったのに…。
 
このままでは釣りにならないので港内で投げ釣りをすることにした。
青虫を餌にして仕掛けを投げるものの向かい風のためほとんど飛ばない。
竿先が強風にあおられてアタリが全く分からないので車の中に逃げ込もうとしたところでパトカーがやってきた。
何かしてしまったのかと一瞬焦ったが、警察官は「こんなに荒れているのに釣れますか、気を付けて頑張ってください」と優しい言葉をかけてくれた。
用事はこれだけだったようで、すぐにどこかへ行こうとしたが、いったん走り出したパトカーがすぐに止まった。
何故か警察官が増成君と話をしている。
よく見ると、増成君が投げた仕掛けのラインがパトカーに絡まっているではないか。
パトカーを釣るとは恐ろしい男だ。
 
増成君と車内で二人、こんな調子で釣れるのかなあと言いつつ竿を眺める。
10分後くらいに仕掛けを上げてみると、増成君の仕掛けに何かが釣れていた。

ハゼの仲間だと思うが確認する気力もない。
自分の仕掛けにはハゼが掛かっていた。

いちおうボウズではなくなったが、これ以上釣れる気がしないので納竿することにした。
納竿前にもう一度だけ投げてみたが何も釣れなかった。
増成君はラインを軽トラックに引っ掛けてしまい仕掛けを失くしてしまった。
 
タテコンのために釣りをしようと考えて早3年。
未だにまともに釣れていない。