暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

再利用

午後の授業の後に、大学の事務員から使われなくなった書棚があるから使いますかとの問い合わせがあった。
願ってもない申し出なので、有難く頂戴することにした。
 
この大学に赴任してようやく10年目に突入した。
しかし、自分の研究環境は未だに完全なものになっていない。
書棚や机を買おうとするとかなりの金額になるので、他の人が使わなくなった物品をいただいている。
より良いものを手に入れるためにゴミ捨て場を漁ることも少なくない。
研究室の机や棚が不足しているのは自分の研究室だけではなく、隣の研究室もそうらしい。
こう書くと大学にはお金がないように見えるが、新しい物品で整えられた研究室も決して少なくない。
(少なくとも見た目は)お金持ちに見える研究室を横目で見ながら、なぜこんなに環境が違うのかしらと考えてしまう。
 
研究室のために、もっと頑張って研究費を稼ごうと思う今日この頃である。