暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

未だ届かず

今日はのんびり起床して妻と朝食を取る。
しばしの休憩の後、いつもの釣り場に向かった。
狙いはもちろんハマチである。
 
釣り場に到着後、メタルジグを投げ、奇妙なアクションを始める。
数投目にモサっというアタリが来た。
不思議なことにその魚はほとんど動かない。
引いてみると魚の動きをするので海藻などではないことは分かるのだが、とにかく動かないのだ。
それならと引いてみると青い背中とギラッと光る体、そして黄色の尾鰭が見えた。
その直後、凄まじい勢いで潜り始めた。
ジージーと音を立てつつリールから糸が出ていく。
今のロッドはシーバスロッド(ダイワのシーバスハンターXの96ML)で真っ向から勝負できそうな気がしない。
そこでドラグを緩めてハマチを疲れさせる作戦にしたのだが、ハマチが足元のテトラポッドに向かってきた。
突っ込ませてなるものかと必死で戦ったが、テトラポッドの角でPEラインが切れてしまい、敢え無くバラしてしまう。
 
何てことだ。
ハマチの姿を見ておきながらバラしてしまった。
ロッドのことを気にせずに思いっきりドラグを締めて戦うべきだった。
弱気になった自分が許せない。
 
この後に再びアタリが来ることはなかった。
次こそは必ず釣ってやる。