暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

入院その3

朝目覚めると口の中が痛い。
予め渡されておいた痛み止めをお湯で溶かして飲む。
すると痛みがかなり消えた。
痛み止めは本当に素晴らしい。
 
そして待望の食事が来た。
と言っても固形物を食べたら手術部から出血するおそれがあるので、重湯と味噌汁だけだ。

重湯は薄い粥の上澄みである。
28年前に入院した時に食べた(飲んだ)ことがあるが、はっきり言って不味かった。
ところが今回はそんなに味が悪くない。
これはタンパク質制限食のおかげだと思う。
普段はタンパク質を減らした、すなわち普通ではないお米を食べている。
しかし重湯のお米は普通のお米である。
重湯とは言え、普通のお米を味わうことが出来て嬉しいのである。
 
右手に目をやるとボロボロである。

点滴に加え、先日の右手中指の怪我、そして右手人差し指の爪。

これは、コブダイを釣った時の怪我である。
釣り上げる時に人差し指の第一関節をテトラポッドにぶつけてしまったら、爪の下の方から血豆のようなものが出てきた。
 
右手が使えないため、パソコンを使った仕事は控えておいてひたすら体力回復に努めた。
テレビや本を読んでいるので、目だけが疲れる。