暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

嵐の後で

昨日は卒業式だった。
晴れ晴れとした卒業生の顔を横目に、自分は肉体的にも精神的にも疲れきっていた。
今年度を振り返ると何かと疲れることが多かった。
とある事情のため例年よりもかなり多く実験した。
それ相応の結果が得られたものの研究室の学生にとって良い効果をもたらすことができたのかはわからない。
自分は研究室の学生に上手く指導できたのだろうか。
もちろん彼らは彼らなりに一所懸命頑張ったと思う。
いや、むしろかなり頑張った学生もいた。
ただ卒業前の様子を見ているとやれやれと思うことが少なくなかった。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」では人間は成長しないだろう。
自分には彼らの本心を知ることはできないのだが…。
彼らが社会で躓かないことを祈るしかない。
とにかくこれで今年度の教育活動は概ね完了した。
しばらくは平和な時間を過ごせる。