暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

初めての沖縄その1

22nd International Congress of Zoology(国際動物学会)に参加するため沖縄にやってきた。
生まれて初めての沖縄である。
折角なのでシーバス用タックル一式も持ってきた。
 
那覇空港に到着するなりその暑さに驚いた。
早速半袖に着替え、モノレールに乗り込む。
モノレールから見える景色は本土のそれとは明らかに違う。
亜熱帯系の植物とコンクリートでできた建物。
沖縄最大の都市である那覇はかなりの都会である。

モノレールから見える国場川もかなり濁っており、「沖縄は自然がいっぱいで綺麗!」という自分の固定概念は早くも覆されることになった。
那覇空港の水槽にいたような魚は本当にいるのだろうか。

 
今回の宿は「コンドミニオマキシ」という国際通り近くにあるコンドミニアムである。

牧志駅に近く、洗濯機と乾燥機、電子レンジ、コンロ、冷蔵庫があるという、腎臓病用食を調理しなければならない自分にとってかなり便利な宿だ。

お鍋やお皿、スプーンもありまさに至れり尽くせりだ。
レンタサイクルまであるので釣り場に行く時にかなり助かる。
そのうえ受付のお姉さんがかなり親切だった。
次に那覇に来ることがあったら、おそらくまたここに泊まるだろう。
 
チェックインを済ませて遅めの昼食を取り、学会発表の準備と練習を行う。
夜からはもちろん釣りだ。
安里川沿いの道路を自転車で走り河口に向かう。
左手にシーバスロッドと玉網を持ちつつ自転車を運転している自分は、観光客の目には異様に映ったことだろう。
安里川はボラの様な魚の気配はするものの、フィッシュイーターが捕食する様子は見えない。
何となく釣れそうにない気がしてきた。
 
この不安は的中し、結局何も釣れずに終わった。
安里川ではサメも釣れると聞いていたのだが…。
少なくとも那覇の街中での釣りは簡単にはいかないことがわかった。