暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

全てを飲み込む海

これらのルアーに哀悼の誠を捧げる。
 
事の起こりは今日の釣行にある。
沖縄で大物が釣れなかった鬱憤を晴らしたいと考え、早朝から釣りに行ってきた。
まずは第二の河口に向かったがド干潮で何も釣れなかった。
そこでまったく別の、離れた場所で釣りをすることにした。
釣り場に到着した時には夜が明けており、既にサビキ釣りやエギング、ジギングの釣り人で一杯だった。
時合が過ぎているせいか釣れている気配はない。
取り敢えず空いている場所に入らせてもらい、ムーチョルチアを投げる。
底に落としてシャクリながら引いてみる。
あんまり釣れそうにないなと思いつつ十数回投げているといきなりアタリが来た!
沖縄で釣ったどの魚よりも大きな手応えだ!と思った瞬間、手応えがなくなる。
見るとリーダーの先が切れていた。
この切れ方はおそらくサゴシかサワラだ。
 
メタルジグよりかはリーダーが切れないだろうと思いリアルスティール26を投げる。
引いている間にショートジャークを入れてみるとまたアタリが来た!
先程よりもやや軽い手応えだったので思いっきり寄せてみる。
すると50cmくらいのサゴシが見えてきた。
しかし玉網を取ろうとした瞬間また手応えが軽くなった。
あまりの悔しさにリアルスティールTG30を投げてみると、また十数回目でアタリが来た。
しかしこちらも引いている最中にリーダーが切られてしまった。
 
これでメタルバイブレーションの手持ちがなくなったので、メタルジグを投げてサゴシを狙う。
どうやらサゴシはフォールに反応しているようで、ひどい時はメタルジグ着水後のジャーク直前にリーダーが切られたこともあった。
こんなことを繰り返していたので手持ちのメタルジグがどんどん失われていく。
 
サゴシとは別にある珍事も起きた。
メタルジグをジャークしまくっていると手応えがなくなり、また切られたかと思ったら、

メタルジグだけが外れていた。
おかしいと思いもう一度投げてみると、投げている最中にメタルジグの重みがなくなり、ロッドを振る音だけが聞こえた。

何とスナップが折れていた。
 
そんなこんなでルアーを失くしまくった釣行になった。
魚はもちろん、地球にも優しくない釣りだ。
辛うじて釣れたのがタコとエソ。

もちろんリリースした。
近いうちにリベンジしてやる。
その前にメタルジグを補充しなければ…。