暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

雪が降る中で

この週末には強い冬型の気圧配置が続くという。
せっかく釣りに行く時間ができたのにまたもや天気が悪くなりそうだ。
それでも今日は釣りに行ってやる。
そう思い朝4時半に起床して車に乗り込み、佐田岬に向かう。
狙いはもちろん青物だ。
 
運転を始めてから20分程過ぎた頃、雪が降ってきた。
雪は次第に多くなり薄っすらと道路に積もってきた。

この調子だと佐田岬にはもっと雪が積もっているだろう。
自分の車には雪用のタイヤは着けていないうえ、自分独りだけの釣行なので佐田岬に行くのは危険ではないか。
と言うことで急遽第二の河口に行くことにした。
 
夜明け直前に到着した第二の河口はこれから満潮を迎えるところだった。
風がやや強く雪がちらついているものの釣りには支障はなさそうだ。
早速ミノーを投げるがアタリはない。
こんなに寒いのだからもっとゆっくり引けるルアーが良いだろうと思い、シンキングペンシルを投げるもアタリはない。
それならリアクションで喰ってくることを期待してバイブレーションを投げるもこちらもアタリがない。
雪が降る中ボウズで終わるのか。
ここで最終兵器エアオグルを投入する。
エアオグルを投げてゆっくり引いてみる。
ダウンクロス、クロスと投げ、アップクロスに投げた時、何かが引っ掛かった。
引くことができるので根掛かりではなさそうだ。
ゴミかなと思いつつ引いてみるとシーバスが浮いてきた。
鰓洗いもせず大人しく寄せられてくるではないか。
しかし、足元まで寄せたところでシーバスが頭を振った瞬間にフックが外れてしまった。
 
残念ではあるがこんな寒い日にシーバスの姿が見れただけでも良しとしよう。
しかしなぜエアオグルに反応したのだろうか。
ひょっとしたらシーバスは底の方でゆっくり動いているものを狙っていのではないだろうか。
ここで浮き上がりづらいパンチラインマッスルを投げ、底を擦るくらいの速度でゆっくり引いてみる。
すると数投後にゴミが引っ掛かったようなアタリが来た!
こちらもほとんど暴れないので慎重に寄せて玉網で掬う。

47cmのタイリクセイゴが釣れた。
こんな日に釣れるなんて…。

悴む手で写真を撮るが、デジタルカメラの調子が悪く白みがかった写真や網目が着いた写真しか撮れない。
取り敢えず写真に収めてリリースする。
 
この後、吹雪になり海も荒れてきたので納竿することにした。

雪が降る中での釣りだったが、狙い通りにシーバスが釣れて良かった。