暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

地域猫セミナー

研究室に出入りしている業者さんが地域猫活動というものをしている。

その縁があって、業者さんの地元で行われた地域猫セミナーというものに行ってきた。

会場はその地元の公民館。

公民館というものに入るのも久しぶりだ(以前に入ったのは35年以上前)。

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小さいながらも立派な講堂だった

地域猫というのは、特定の飼い主がいないが地域住民の合意のうえで共同管理されているネコのことである。

ヒトへの距離でいうと、野良猫以上飼い猫未満といったところだ。

野良猫に餌を与え続けると、野良猫が繁殖して増えてしまい、その付近の住民に様々な問題(繁殖期の鳴き声による騒音、ネコの糞尿、庭が荒らされてしまうなど)が生じてしまうことが少なくない。

そこで、野良猫の去勢・不妊手術を行って野良猫の増加を抑えつつ、住民が協同で餌やりや糞尿の場所を作り地域環境の改善を図るというのが地域猫活動だ。

地域猫活動は動物愛護というよりもその地域の住民のトラブルを避ける活動の一つでもある。

 

会場はほぼ満員でパンフレットが足りなくなっていた。

地元の住民が一所懸命パンフレットの準備をしたり、司会したりしている。

それを見て自分はまだこの街に馴染んでいないことに気付いた。

この街に来てから既に13年が過ぎているのに・・・。

今のままでは一生根無し草だ。