暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

山越にて

日曜日の釣りで岩にぶつけてしまった顔面が痛い。
 
今度の学生実験で唾液を使うことにした。
仮にも畜産なので動物の唾液がほしい。
そこで、馬術部部員の荻野さんにお願いしてウマの唾液をいただくことにした。

こちらのウマは「ドリカム」と名づけられている。
自分の研究室を卒業した学生の愛馬だ。
昨年、彼女に協力してもらい、初めてウマの唾液を使った学生実験をした。
 
自分の母校は餃子の街にある大学だ。
大学のキャンパス内に馬術部があるので、朝早く学校に行くと、馬術部員がウマを連れて散歩していた。
今の大学には馬術部がキャンパス内にはない。
農学部からはかなり離れている。
しかし、ウマは生き物なので朝夕の世話は欠かすことはできない。
しかも毎朝5時頃から馬術の練習があるので、馬術部との行き来が大変である。
 
その彼女は毎朝自転車で練習に行っていた。
本当に真面目で、外見からでは想像もつかないタフな学生だった。
自分の実験も何度も彼女に助けられている。
 

最近、ドリカムさんが落ち着かないらしい。
今日も機嫌が悪かったそうだ。
彼女がいなくて寂しいのだろうか。