暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

動物愛護センター

畜産では家畜の力を借りて食料や労働力などを生産する。
その動物の負担をできるだけ減らそうとして生まれた学問が動物福祉学だ。
これまで動物福祉学にはほとんど縁がなかったが、本格的に勉強・研究しようと思い、動物愛護センターに見学に行ってきた。
 
農学部から車で30分ほどはなれた山中に動物愛護センターがある。

中に入れば、ネコやウサギ、モルモットたちがいる。

職員さんたちから丁寧なご挨拶をいただいた後、センターの説明をしていただいた。
 
このセンターでは様々な仕事があるが、最近力をいれているのが「イヌやネコといった動物の知識を一般市民に普及すること」である。
幼稚園や小学校、老人施設に出向いて動物と生命についてお話したり、しつけ方教室を開いたりしている。
 
センターには飼い主が飼育を放棄したイヌやネコが運ばれてくることが多い。
それを、飼い主に代わって、職員さんが管理している。
そんな悲しいイヌやネコを増やさないよう、動物の知識の普及に努めているのである。
 
人と動物の関係についてきちんと考えなければならない。
そう考えさせられる有意義な見学だった。