暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

興居島(前編)

二日酔いだ。
昨夜、新しく赴任した教員の歓迎会でお酒を飲みすぎたからだ。
左膝には原因不明の青痣がある。
何か粗相をしていなければよいのだが。
 
年を取ったからだろうか、最近は二日酔いになると仕事にならない。
肉体労働ならともかく頭脳労働はまったくできない。
ということで午後から興居島で釣りをすることにした。
 
興居島に行くのはこれで4回目になる。
今まではベラ祭りばかりであまり良い思い出がない。
今回こそは良い釣果を得たい。
試験のために学校に来ていた奥山君を誘い、2人でフェリーに乗り込む。

 
今日は快晴である。
炎天下の中でじっと我慢するのも大変なので、島内を移動しながら釣りをすることにした。
まずはワーム遊びからだ。
遊びを始めてしばらくすると、彼が大声で叫んだ。

カサゴだ。
この後、彼はメバルカサゴ、ソイと順調に釣り上げていく。
自分の方はさっぱりだ。
興居島と相性が悪いのかな、と考えていると大きなアタリが来た!

自己最高の28cmのカサゴだ。
興居島との相性は悪くなさそうだ。
 
この後、島内を移動しながら釣りを続ける。

今日の奥山君は絶好調で、メバルカサゴを釣り上げていく。
 
後編に続きます。