暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

シーバス料理

中島で釣ったシーバスを食べよう。
とはいえ85cmのシーバスを1人で食べるのは大変である。

何しろ流しにやっと入る大きさなのだ。
取り敢えず3枚に下ろし、片身を知人に御裾分けした。
 
まず、残った片身で刺身を造る。

右側の白い方は「洗い」にしたものだ。
適当に作ったので味は刺身とほとんど変わらない。
とても美味しかったのだが、そのうち飽きてしまった。
少し吐き気がしてきたので、残りを昆布〆にした。
酢で湿らせた昆布で切り身を挟み込み、1日冷蔵庫に放置した。

写真だと解りづらいが、水気が昆布に奪われて弾力が増えている。
食べてみると口の中がシーバスと昆布の香りで満たされる。
刺身に飽きた人にはお勧めだ。
 
続いて焼き物だ。
まずはカマとカブトの塩焼きを作った。


カブトはバラバラになってしまったが、この大きさだと十分食べられる。
脂も程よく乗っているし、様々な筋肉があるので飽きることはない。
これは美味しいぞ。
他の身は味噌漬けとムニエルにした。
両方とも初めて作るので適当だ。
味噌漬けは、味醂と酒で伸ばした味噌にシーバスを1日漬けてから焼いてみた。

ところでシーバスの背側の筋肉には筋があるそうだ。
新鮮なものだと手できれいに裂けるくらい筋が深いと言われている。
そのことを知らずに切り身にしたから、節の部分でバラバラになってしまった。
見栄えはしないが美味しい。
ムニエルの方は、皮がクリンとなってしまった。

しかも身が厚過ぎて中が生焼けだ。
 
最後にアラで味噌汁を作った。

丼3杯分もできた。
シーバスをうまく下ろせなかったせいか、身がたっぷり付いていて美味しかった。
 
これでシーバスの全てを食べ尽くした。
冷蔵庫にはもうシーバスがない。
新しく補充するためにまた釣りに行こう。