暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ライズ(前編)

昨夜、昔のことが夢に出てきた。
忘れたはずの苦い思い出。
そのせいか午前4時前に目覚めてしまった。
もう寝れそうにない。
 
ということで、釣りに行ってきた。
場所はミノーでアイナメが釣れたポイントにする。
何となく他の魚がいそうなのでもう一度挑戦するのだ。
 
到着後、海を見渡してみると小さなライズが見えた。
そこでライトロッドで5cmくらいのミノーを投げてみる。
すると早速のアタリ。

はい、フグでした。
またフグかと思い海中をよく見てみると、どうやらフグではない魚が混じっている。
しばらくするとフグではないアタリが来た。

まさかのアイナメだった。
アイナメは本当にミノーで釣れるんだ…。
 
この後、フローティングミノーを浮かべてフグと遊んでいた。
ところがこの遊びが思わぬ奇跡を呼ぶ。
遊び始めて数投目、ミノーが足元に来た瞬間に魚が海中から飛び出してきた。
この魚はミノーを咥えたままラインをぶち切り、海中に消えていった。
間違いなく40cm以上ある。
銀色だったのでシーバスかチヌだと思うが…。
しかも、この直後に同じ様なアタリが2回あった。
ここに何かがいるのは間違いない。
 
この後、粘ってミノーを投げ続けるがアタリはなかった。
そろそろ帰ろうかと考えていた時、ついにアタリが来た!
ドラグがジージーと鳴く。
ライトロッドだから無理はできない。
何とか玉網で掬ってみると。

59cmのシーバスだった。

最近の不調を一気に取り消す1匹だ。

この斑点からするとタイリクスズキだろうか。
 
辺りはすっかり明るくなり、もう釣れそうにないので納竿した。
それにしてもフローティングミノーに喰らいついてきた魚は何だったのだろうか。
 
後編に続きます。