夏休みの仕事
学生から、「夏休みなのに学校に来ているんですね」とよく言われる。
学生は夏休みかもしれないが、大学の教員は休みではない。
通常の授業はないのに何をしているのか?
その1つは夏休みに開講される集中講義や実習等の授業である。
普段のカリキュラムでは時間的に不可能な授業(例えば宿泊実習)を夏休みに実施している。
2つ目(これが大きい)は研究である。
通常の授業がないのでのびのびと研究ができる。
論文も集中して書くことができる。
夏休みを利用して海外へ留学する教員も少なくない。
自分の場合、今年の夏は論文を4つ作成すると決めている。
今日、ようやくその1つ目を科学雑誌に投稿した。
2つ目と3つ目は既に共同研究者の校閲を待っている状態である。
4つ目はこれから書き始める。
いずれも良い結果が得られるといいな。
研究は大学教員の夏休みの宿題と言っても過言ではない。
そういえば小学生の夏休みの宿題にも「自由研究」があった。
そういう意味で、大学教員を取り巻く環境はあまり変っていないのかもしれない。