暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

赤十字 その6

上体を起こしても良さそうなので、久しぶりに仕事をした。
今までは専門書を読むことくらいしかしていなかったので、いい加減きちんと仕事をしたい。
今すぐ出来る仕事はただ一つ、論文書きである。
現在、論文と総評(レビュー)、そして専門書の記事を一つずつ抱えているので仕事には事欠かない。
意気揚々とノートパソコンに向かうが、参考となる論文が足りないことに気づく。
病院にはインターネットがないのでお手上げだ。
取り敢えず書けるところだけ書いて、後は頭の中で考えることにした。
 
論文と言えば、「STAP細胞」のことがメディアを賑わせている。
STAP細胞やiPS細胞は自分の病気の治療に有用である可能性があるので、気になるところだ。
しかし、STAP細胞に関する論文に不備があることが連日報道されている。
報道されている内容は、確かに、論文作成の際にやってはならないことばかりだ。
自分も大学院生の時に指導された。
論文の不備はさておき、STAP細胞が本当に存在していてくれれば良いのだが…。
 
今日は妻と一緒に病院の外に出た。

外出しても良いと言われているが、大事を取って玄関の外までにした。
病院の中と外では別の世界のようだ。