暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

大型連休その2

ゴールデンウィーク2日目。
早朝から論文作成に取り掛かる。
単純な実験の成果をまとめたものなので、文章が書きやすい。
朝9時頃にひと段落したので海に行ってみた。
 
いつもの釣り場には誰もいなかった。
今日は渋いのかなと思いつつ海を眺めていると、目の前でナブラが出た。
小さめのサゴシが飛んでいる。
急いで準備を済ませメタルジグを投げる。
その時、二台の水上オートバイがナブラに近づいてきた。
当然の様にナブラはなくなり、二度と現れることはなかった。
 
それでも諦め切れずメタルジグを投げ続ける。
3時間程投げても全くアタリがない。
そろそろ帰ろうかというところで待望のアタリが来た!
これはサゴシの引きではないぞ。
サゴシよりも引きが強く、引いては休み、引いては休みを繰り返している。
もしやヒラメか青物ではないだろうか。
 
慎重に引いてみるとようやく姿が見えてきた。
よく引いた割には小さい。

50cmのサゴシだった。
なぜ引いたかというと、

尾鰭の付け根にスレ掛かりしたからだ。
 
釣れる気配はなかったのにサゴシはしっかり近くにいた。
ひょっとしたら海中にはかなりの数のサゴシがいるのではないだろうか。
アタリが全くないのはサゴシに喰う気がほとんどないからだと思う。
つまり、ルアーにサゴシをどう反応させるかが大事なのだろう。
 
いずれにしても、今回は「釣った」でも「釣れた」でもなく、「引っ掛かった」だけであり、自分の実力ではない。
とは言え折角なので有難く頂戴することにした。
 
これで釣りは終了である。
帰り道、ぽつぽつと雨が降ってきた。
午後は何もせずひたすら休んだ。