暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

大型連休その4

ゴールデンウィーク4日目。
昨日にシーバスを3回続けてバラしたことが悔しい。
と言うことで今日も早朝から第一の河口に向けて出発した。
まさか二日連続で同じ道路を通るとは思っていなかったが、どうしても釣りたいのだから仕方がない。
 
高速道路に入った時、満月が出ていることに気付いた。

夜が少しずつ明けていく。
春真っ盛りで何よりだが、早起きしなければ朝マズメに間に合わない。
 
到着後、いつもの釣り場にイシダイ釣りの準備をしている人がいた。
話を聞いたところかなりの達人のようだ。
達人からアドバイスをいただいた後に釣りを始める。
今日は昨日のリベンジである。
したがって使うのはバイブレーション。
バイブレーションを投げた2投目、ズンという手応えが来た。
エラ洗いをいなしつつ慎重に寄せる。
あまり元気がないが少なくとも50cmはある。
しかも後ろから一回り大きいシーバスが追いかけてくる。
今日は必ず釣れるぞと思いつつ玉網で掬ったその時、バイブレーションのフックが玉網に絡んでしまい、シーバスから外れてしまった!
シーバスを目前にしてのまさかのバラしてである。
 
はっきりいってかなり落ち込んだ。
めげずにバイブレーションを投げているとまたアタリが来たが、これはエラ洗い一発でバラしてしまった。
そしてアタリが全くなくなった。
夜はすっかり明けており釣れる気配はもうない。
昨日と同じ様に第二の河口に移動しようかと考えたが、二日連続でアタリだけで第一の河口を離れる訳にはいかない。
しかし、ただバイブレーションを投げるだけでシーバスが釣れるとも思えない。
その時、ふとあるポイントが目に入った。
そこには一度もルアーを投げたことがない。
もしやと思いバイブレーションを投げてみるといきなりアタリが来た。
今度こそ逃すものか。
慎重に玉網で掬う。

遂に、遂にシーバスを釣り上げた。
かなり痩せているがそれでも嬉しかった。
あまりの嬉しさにメジャーで測るのを忘れてしまったくらいだ。
 
これで肩の荷が下りた。
余裕が出てきたので先程のポイントをもう一度調べてみると、かなりの確率でアタリが来る。
新しいポイントを見つけることができたと同時に、シーバスの習性が少しだけ分かった気がした。
 
意気揚々と帰路に就いた。
途中で大学に寄ってから自宅に戻る。 
妻は今日も仕事でいない。
自分だけ遊んでばかりだと申し訳ないので、午後からは日本学術振興会の書類作成に専念した。
 
釣りではかなり満足できたゴールデンウィークだった。
後は仕事を片付けるだけである。