暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

学会 その3

休憩がてら神戸大学国際文化学部を歩き回る。
 
廊下のある一角に何かが展示されていた。

どうやら昔の研究機材を展示しているらしい。
古いもので大正時代に購入したものもある。

これは大正十五年に購入したクルックス管である。
自分も良く知らないが、初期の実験用真空放電管でX線の発見にも使われたものである。
自分が知る限り、大学では三月に大量のゴミが出る。
これは年度末で引退する教員の実験器具や事務用品が廃棄されるからである。
もちろん再利用できるものは再利用しているが、それでも大量のゴミになる。
ただ捨てるよりも、使用不能になった実験器具を展示するのは良い考えだと思った。
 
生協には宝塚歌劇団のポスター。

田舎者の自分には宝塚は想像の中だけのものだが、神戸大学の皆様には身近な存在らしい。
 
ちなみに神戸大学にはやたらとゴミ箱が多いことだ。

これだけ広くて起伏が激しいキャンパスだとゴミ箱を探すのも大変だからだろう。
廊下にはレポート提出用にポストが配置されているのも学生の手間を省くためだろう。
 
他大学の見学は本当に勉強になる。
 
さて、今日は自分の発表の日だった。
取り敢えず時間を超過しないよういつもより早口で喋った。
発表が良かったかどうかは分からないが、時間だけは問題なかった。
今回の発表でやらなければならないことが少し見えた気がする。
と言うことで早く帰って実験がしたい。