暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

共同研究者

研究分野と研究技術が多様化した現在、研究者が単独で研究を進めることが困難な場合がある。
そんな時、外部の研究者と共同で研究をすることで研究を進めることができる。
共同研究できるか否かは相手次第だが。
 
ありがたいことに、研究者の端くれである自分も複数の方と共同研究させていただいている。
そのうちの1人はアメリカの研究者だ。
彼は自分のライバル(?)だったのだが、いつの間にか「お互い協力し合おう」ということになった。
 
つい先日、その研究者に論文原稿の校閲を依頼した。
いつもはすぐに返事が来るのだが今回は返事がない。
ついに愛想を尽かされたかと考えていたら今日になって返事がきた。
どうやら体調を崩していたようで返事が出来なかったらしい。
いつものように凄く丁寧なメールだった。
彼の誠実さには驚かされることが多い。
世界にはいろいろな人がいるものだ。
 
彼が体調を崩していた理由は、研究標本作成で使うホルムアルデヒドを吸入しすぎたからだ(ホルムアルデヒド劇物です)。
体を壊すまで実験するとは恐ろしい男だ。