暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

初物

ノロウイルスの脅威もようやく消え、体調もほとんど回復した。
できる限り他の人との接触を避けるため、仕事も控え目にしている。
念のため食事を抑えているので空腹であることが一番辛い。
食べるということが自分にとってどれくらい大きいものかが分かる。
 
悔しい事にこんな時に限って天候が良い。
昨年末の荒れっぷりが嘘の様だ。
ということで早朝に伊予港周辺へ釣りに行ってきた。
ほんの少しだけだから良いだろう。
 
1.2gのジグヘッドにワームをつけてメバリングを始める。
その2投目、チョンチョンとアタリが来た。
やや力強いのでメバルではないだろう。
アタリが続くので追いかけてきていることは間違いない。
何度かのアタックの末、そしてついにフッキングした。
明らかにメバルとは違う引き。
抜き上げてみると小さなシーバスだった。
22cmくらいだけど今年初のシーバスだ。
写真を撮らなくてはと準備をしていたら、フックから外れ海へと帰っていった。
 
まさかの写真なし。
今年の運勢を象徴しているようだ。
気を取り直してまたワームを投げると、数投後にまた同じアタリが来た。
今度は確実にフッキングしているぞ。

25cmくらいのシーバスだった。
斑点があるからタイリクスズキ、いやタイリクセイゴだろう。
今年もよろしくお願いします。
 
この後はピタリとシーバスのアタリが消えてしまう。
本命のメバルの方はほとんどアタリがなく、辛うじて1匹だけ釣れた。

ごくたまに小さなライズが見えるもののまったく釣れない。
 
諦めて帰ろうとすると、いつの間にか潮が満ちていた。
自分の足場にも海が迫っている。
海水に濡れるのを覚悟で移動すると、案の定濡れてしまった。 

この後は大学で少しだけ仕事をしたが、足元が冷たかったことは言うまでもない。