暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

ペンシルベイト

今年からナマズを釣り始めたのにはいくつか理由がある。
そのうちの一つがトップウォータープラグで魚を釣ることだ。
ジッターバグナマズを釣りながら、ペンシルベイトの使い方を練習してきた。
 
そもそもトップウォータープラグで釣りを始めたのは2年前。
YouTubeの動画や、釣り部のエースの釣果を見て始めた。
意気揚々とジャクソンのR.A.POP(ポッパー)やジップベイツのザブラフェイキードッグ(ペンシルベイト)を購入したものの釣れたのはダツだけで、いつしか釣りにも持っていかなくなった。
このままルアーボックスの肥やしになるところだったのだが、今年4月に一念発起して再挑戦することにした。
それからまだ魚は釣れていない。
 
トップウォータープラグで困るのが、アクションをつけて(いるつもり)で引いてくるときにトリプルフックにラインが絡んでしまうことだ。
このトラブルが続くと釣りを続ける気がなくなってしまう。
特にポッパーでラインが絡みやすいようなので、このところポッパーを諦めペンシルベイトばかり使っている。
練習の甲斐あって、少しだけペンシルベイトが動かせるようになった(気がする)。
しかし、今までに釣れたことばかりか魚が追いかけてきたことさえないので、ペンシルベイトで本当に釣れるのかは分からないままだ。
 
とは言えルアーを投げなければ魚は釣れない。
と言うことで今朝も懲りずにある河口に行ってきた。
最初から釣果を求めず、ひたすらペンシルベイトを動かしている。
十数投したところだろうか。
何かがペンシルベイトを追いかけてきた。
残念ながらバイトはなかったものの、初めてのチェイスに心が躍る。
 
場所を替えてペンシルベイトを投げてみると再び何かが追いかけてきた。
そしてペンシルベイトが沈む。
小さいが何かが掛かっているいるぞ。
フグではないことを祈りつつ抜き上げる。
銀色に輝くその魚は…!

20cmちょうどのキビレだった。
ついに、ついにトップウォータープラグで魚を釣った。

フェイキードッグよ、ありがとう。
これ以後は釣れなかったものの、3回もチェイスがあった。
 
今日は小さなキビレ1匹だけしか釣れなかったが、それよりも大きなものを得た。
それは、「自分でもペンシルベイトで魚が釣れる」という確信だ。
もう二度とペンシルベイトを疑うことはない。
 
次はポッパーの番だ。
いずれ必ず釣ってやる。