暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

スピナー

今日は土曜日。
論文作成に勤しむのだ。
 
その前に少しだけ釣りをすることにした。
場所は奥山君に教えてもらったドブ川である。
ナマズが多数生息しているということなので調査を兼ねて行ってみた。
 
情報に違わずナマズの姿が多数見える。
やや足場の高いところだがワームを放り込んでみることにした。
この決断が思わぬ事故を引き起こすのだが…。
予想通り、ワームを放り込むとあっという間にフッキングした。
暴れるナマズをいなし、せーのと抜き上げようとした時にバキッという嫌な音が響きシーバスロッドが折れた。
エースに選んでもらった、シーバスはおろかハマチやアオリイカを仕留めてきたロッドだったのに…。

釣り上げたナマズは52cmだったが、ロッドを折るくらいならバラした方が良かったのではないかと考えてしまう。
取り敢えずこのロッドが修理できるか調べてみよう。
 
気を取り直してメバルロッドでスピナーを使ってみることにした。

ブレードがくるくる回る、淡水の釣りでは定番中の定番らしい。
魚の餌には全く似ていないがこれで本当に釣れるのだろうか。
半信半疑で投げてみるとナマズが寄ってくる。
結構良いのではと考えて投げ続けているとアタリが来た!
柔らかいメバルロッドなのでじっくり時間をかけて足元に寄せて玉網で掬う。

スピナーでナマズが釣れてしまった。
しかも57cmと先程よりも大きい。
 
メバルロッドで大きいナマズを釣りながら、シーバスロッドはそれよりも小さいナマズで折れた。
釣りでこんなに複雑な気分になったのは久しぶりだ。
とにかく今日は大事なことを二つ学んだ。
一つは、スピナーは使えるルアーだということ。
もう一つは釣りの足場をよく考えるということだ。