暗屯子の部屋

ミカンと温泉の街に潜み、IgA腎症と戦いながら研究と釣りに明け暮れている、ヒゲとメガネとは私のことです。

海釣り

ここ最近は河口での釣りがほとんどである。
したがって、本当の意味での海釣りをしていないことになる。
河口の方が釣れる(と思う)が、だからと言って河口にばかり行っているようでは海釣りの技術が向上しないのではないだろうか。
 
昨日の釣りの帰りにそんなことを考えていた。
 
と言うことで昨夕に近くの海に行ってきた。
2時間程ルアーを投げたところ、明確なアタリが2回あった。
どちらもバラしてしまったため何の魚かは分からない。
取り敢えずバラしたことが悔しかったのでしばらく近くの海で釣りをすることにした。
 
そういう訳で今日は早朝から近くの海で釣りをした。
昨日アタリがあったルアーはヘビーミノーとメタルマルだったので、この2つを投げ倒す。
ヘビーミノーで表層を、メタルマルで底を丁寧に探るが全くアタリがない。
時折メタルマルのリフト&フォールを試してみるが、こちらもアタリがない。
フォールでも釣れないかと思いつつ、メタルマルのフォールについて考えていた。
メタルマルにはブレードがあるので、固定された姿勢でゆっくりフォールしているのではないだろうか。
これに比べて、メタルジグをフリーフォールさせるとヒラリヒラリと不規則にかつやや早くフォールしていくはずだ。
今日はメタルジグのフォールを試していないなと思い、メタルジグに替えてフォールさせてみる。
釣れなくてもいいやと考えながらのんびりリフト&フォールしていると、フォールしている時にゴンッと手応えを感じた。
あまり動かない獲物の様だが、一度だけエラ洗いしたのでシーバスに間違いない。
手元には壊れた玉網しかなかったが、隣の釣り人のご厚意で玉網を貸してくれるばかりかシーバスを掬っていただいた。
こんな時の釣り人同士の助け合いが身に染みる。
この場を借りて御礼申し上げます。

70cmにわずかに届かない69cmのシーバスだった。
まさかまさかの狙い的中。
考えながら釣りをするということの大事さが少しだけ分かった気がする。
 
取り敢えず1匹釣れたのでこれで納竿した。
わずか1時間程だったがかなり満足した釣りであった。
帰りにコンビニエンスストアで氷を買い、大学の研究室へ向かう。
研究室の学生が、研究室の包丁(100円ショップで購入したもの)がよく切れると言っていたので、今回はそれで捌くのだ。
早速三枚に下ろしてみた。


見た目が悪いのは自分の腕のせいで、研究室の包丁の方が明らかに捌きやすかった。
100円ショップと言えば質が悪いと思っていたが、この考えを改める必要がありそうだ。
 
捌いたシーバスをアパートに持ち帰って妻に渡すと早速調理してくれた。

これでしばらくは魚に困ることはなさそうだ。